失敗しない避妊法

原発性胆汁性肝硬変の予防と避妊薬の服用

難病とされている病気のひとつに原発性胆汁性肝硬変があります。中年以降の女性に多い病気で、肝臓内の細い胆管が壊れるために胆汁の流れが滞り、これが原因で肝硬変を引き起こします。黄疸や皮膚のかゆみなどの症状が現れ、進行すると腹水や浮腫が見られるようになります。また骨粗しょう症や脂質異常症を併発することもあります。ただし肝硬変になる前に発見されることも多く、その場合は治療薬を飲んでいれば、ほぼ無症状で経過します。
原発性胆汁性肝硬変の原因は不明ですが、免疫システムの異常と推測されています。関節リウマチのような自己免疫疾患の一種です。なりやすい家系があることから、遺伝的な要素もあると考えられています。根本的に治療する方法はなく、対症療法が中心です。重い肝硬変の場合には移植手術が必要になります。原因不明なので予防も困難ですが、この病気が疑われる場合は肝臓に負担をかけないよう、脂肪の多い食事は避けるようにします。またレバーや貝類など、銅の多い食品も控えます。
肝臓には体内に入った薬物を代謝する働きがあります。大量の薬物を常用していると、それだけ肝臓に負担がかかります。そのせいで肝細胞が壊れ、さまざまな障害を引き起こすことがあります。一般に薬物性肝障害と呼んでいますが、このうち胆管が詰まるものを胆汁うっ滞型肝障害といい、放置しておくと重症化する恐れがあります。経口避妊薬ピルも、確率は低いものの肝障害を起こす可能性があることは、知っておいたほうが良いでしょう。短期間しか服用しなくても、アレルギー反応によって障害が起きることもあるので注意が必要です。もちろん、もともと重い肝障害がある方は服用できません。